あっ! 商店街の歩き方
スイス
2003.3.9
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靴で健康を守る
近藤久左衛門と市右衛門
屋号「くらがりや」を推理する
ALAMN BEBAS
四番町スクエアってなに?
今も季節とともに
市場気質
頑固であるということ
電信柱が無くなると
空が広い
僕は…
ずっと自転車で走っています。
1970年代をそのままに

発行 彦根商店街連盟
編集 彦根商店街連盟広報部会
 山小屋風の建物のスイスという喫茶店がある。マスター伊藤共栄さんが29歳の時のオープンというからかれこれ30年と少しということになる。建物も今では見事な蔦がからまり、緑の季節には美しい様子で、ベルロードの名所だったりする。
 今も昔も学生さんが多く、オムライス400円、ハンバーグ500円と驚くべき安さである(ライス100円)。しかもボリュームもあり、美味しい。コーヒー、紅茶は250円。
昭和52年からメニューの改定が行われていないというから、スイスは価格もその雰囲気も70年代そのままの喫茶店なのである。
 ところで、スイスは朝11時から深夜1時までの営業で、カレーライスを除き、テイクアウト可というのが嬉しい。素材を吟味し確かな腕で調理されたメニューの数々を、家庭で会社でいただけるというわけだ。カツサンド500円(セット650円)、ハンバーグサンド500円(セット650円)他、テイクアウトにぴったりのメニューが充実している。
ちなみに、カレーは350円、「容器を持参すればテイクアウトOK」
かと訪ねてみたが……伊藤さんの奥様は笑ってらっしゃるだけ
だった。
ハンバーグ、カレーライス、玉子サンドが、思わず頼んでしまった取材に訪れた日のメニューだ。合計1200円。消費税も込みの値段である。
とにかく70年代を味わいに一度お訪ねあれ……懐かしいメニューも多いから。

この記事は、2003年2月9日執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合がございます。