あっ! 商店街の歩き方
月に一度、賑わいの宵市
2002.12.10
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月に一度、賑わいの宵市
寺子屋力石レコード店となる。
モダン、どんつきの街

発行 彦根商店街連盟
編集 彦根商店街連盟広報部会
RED LOVE BEAT
北村健二さん
 寺子屋力石は、かつては寺子屋であり、庶民の学びの場だった。入り口には「寺子屋力石」と書かれた木製の看板と、この家の持ち主である力石さんの表札が掛かっている。
平成9年、寺子屋力石は地域交流の場・文化に触れる場として、花しょうぶ通り商店街にオープン。以来5年、地域の人々のコミュニティースペースと駄菓子屋として、なくてはならない愛すべき存在だったが、2003年1月下旬より、再び、新しい歴史を刻むことになった。「レッド・ラブ・ビート」という、懐かしいレコード店として生まれ変わる予定だ。
「音楽が好きで、自分の店を持ちたくて、採算は無視。売上が無ければアルバイトをして生活費を稼いで、続けていけたら……。隠れ家っぽくしたかったから、この場所を選びました」と語るのは北村健二さん(25歳)である。
オープン時はLP盤1500枚・CD100枚くらいから始めるのだという。
 若い人が自分の店を持てる場所……。それは夢が叶う場所である。そして、そういうまちはまた、若い人々が集う可能性のあるところでもある。
 ちなみに、11月9日、ナイトバザールの日。北村さんは、とり肉屋さんの手羽スティック5本で百円・通常より厚くしたチキンカツ百円を販売するお店を手伝っていた……。
北村さんが、花しょうぶ通りのメンバーとなり、力石でナイトバザールに参加する時、何を販売してくれるのだろう……。レコードプレーヤーのことを思い出した人は、是非、作動状況の確認を……。

この記事は、2002年12月10日執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合がございます。