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発行 彦根商店街連盟 |
編集 彦根商店街連盟広報部会 |
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回転焼き、大判焼き、今川焼きなどその名は様々だが、「暫(しばらく)」と言えば、誰が何と言おうと「茶しん」なのである。暫を商い40年になるという。回転焼き、大判焼き、今川焼きを「暫」と呼ぶ人もいる。
「茶しん」での注文の時は「赤を…」「白を…」と使い分ける。粒あん…をとか、白あんを…と言っているようでは「商店街を歩く通」にはまだまだらしい。ともあれ、寒い季節には箱から伝わるほのかな暖かさを感じながら持ち帰る道中が嬉しい暫である。
ところで、「茶しん」でイタリアンといえば、「焼きそば」である。「イタリアン焼きそば」というメニューがあるのだ。メニューに定着して20年以上というオリジナル焼きそばであり、多分、日本で茶しんだけの焼きそばである。
経験した人も多いと思うのだが、まだまだ知られていない。流石にプロの仕事であると思わせる、適度に柔らかい焼きそば麺と、シャリシャリの食感を残したモヤシにミートソースがたっぷりとかかっている。それでもモヤシはシャリシャリ……なのである。
京町商店街の近くを通ったら「イタ焼き+暫(お持ち帰り)」というのがいいかもしれない。一度、お試しあれ……。 |
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