2003.10.26

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商店街の五十年 その1
商店街の五十年 その2
発行 彦根商店街連盟
編集 彦根商店街連盟広報部会
1955年の商店街

1955年(昭和30年)の商店街 / 撮影 シブヤ写真館 渋谷博氏

日頃は、彦根の商店街に対しまして、格別のご愛顧を賜り、誠にありがとうございます。
おかげさまで彦根商店街連盟も50周年の記念すべき年を迎えることができました。
振り返りますとこの50年の間に市内の商店街は、大きく変わってまいりました。
銀座商店街では、防災街区建築により近代化されるなど、他の商店街もアーケードを設置し横のデパートとして活況を呈していました。ゑびす講大売出しでは、今津から船が着くことや汽車に乗って駅から歩いて買い物に来られるお客様でまち全体が賑わっていました。繊維産業などを中心に彦根市全体が活気を帯びていたころです。しかし、住宅の開発や交通体系・消費の変化などによって、商店街の役割も変わってしてまいりました。
県外資本の大規模小売店舗などの影響もあり、商店街も大変厳しい状況となってまいりましたが、彦根の顔という認識の基に「み・わ・くのまち彦根」をめざし、各商店街が活性化事業に取り組んでいます。
花しょうぶ通り商店街の町屋風の外観整備(ファサード整備事業)・ナイトバザール・勝負市・人力紙飛行機コンテストや銀座商店街のアーケード整備事業、あきんど祭、登り町グリーン通り商店街の欧風のファサード整備事業・店先カルチャー教室、おいでやす商店街の和風のファサード整備事業・おいでやす館の活用、四番町スクエア協同組合(市場街)のまちなか再生型区画整理事業・大正ロマン風のファサード整備事業・駐車場整備、その他橋本商店街の空き店舗活用事業「よりーな」など数々の方策を講じています。
商店街連盟と致しましても、売り出し事業や全市共通商品券の発行や彦根CPカードのポイント事業を実施し、消費者の皆様にお得な事業を展開しております。
この50年の節目にあたり、多くの先輩方が続けてこられた活動を現代に引き継ぎ、彦根市を始めとする商工会議所や関係機関の協力をいただきながら、今日を迎えております。
なによりもお客様方のあたたかいご懇情に感謝申し上げ、今後とも変わらぬご愛顧を賜りますよう、お願い申し上げます。

彦根商店街連盟 会長  木下 良蔵

 この記事は、2003年10月26日執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合がございます。