平成15年6月に出店表明されてから、取り組んでまいりましたカインズ出店反対期成同盟会による、一連の運動に関して、市民の皆様には、大変お世話になり、ありがとうございました。
運動の取り組みを始めてから皆様より、いろんなお声を頂戴いたしました。「大型店ができるのは、消費者にとって利益だ。それに何故反対するのか？」「反対する前に自分たちの店がどうあるべきか考えた方がいいのではないか」というご意見が多くありました。
また一方で、反対署名運動の時には、「ご商売は本当に大変ですね。彦根の商店がこれ以上減らないように祈っています」「専門店を育てるのは、消費者と商店街自体です。私は応援します」というお声もたくさんいただきました。
賛否両方のご意見をいただきながら、運動をすすめてまいりましたところ、下記のような成果が得られました。
もちろん、私たちの店も皆様により愛されるように頑張るつもりです。この「あっ！」についてもその一環として、私たちの「思い」を皆様にお伝えしながら成長していきたいと思っております。
牛歩のようではありますが、皆様のお役に立てる店・商店街に近づくつもりであります。末永くおつきあいをお願い申し上げます。
- 1. 出店時期の遅延
- 当初計画の出店時期は平成16年秋であったが、1年近く遅れ、17年夏の見込みとなった。
- 2. 店舗面積の縮小
- 当初の計画では30,600平方メートルであったが、13％減の約26,600平方メートルに縮小された。
- 3. 景観に配慮した店舗
- 当初の計画では、派手な意匠や倉庫状の建物であったが、「彦根市都市景観審議会」で審議し、屋上駐車場に屋根を設けることや、店舗の分節化、緑比率を20％以上にすることなどの条件が出され、大幅な改善がされた。
- 4. 交通問題での条件
- 当初から渋滞や騒音・環境面などの問題点を指摘し、関係行政も一体となった指導がされ、右折だまりの設置や馬場一丁目側の歩道などが、オーミケンシの用地提供で実施されることとなった。また馬場二丁目の交差点に近い導入路については、交通渋滞の状況により閉鎖する旨、城町側に関しては、問題点があれば改善の指導をしていく旨回答いただいている。
滋賀県警察においてもカメラ等による監視をし、信号の遠隔操作を予定している。 - 5. 大店審での条件付け
- 「大規模小売店舗立地法」に基づき、平成16年12月20日に「滋賀県大規模小売店舗立地審議会」が開催され、意見なしとされたが、5点の要望が出された。
［大店審要望事項］
・オープン時、繁忙時には交通整理員の配置をされたい。
・地域住民や商工会議所等との良好な関係を維持されるように努められたい。
・街並みづくりや景観に係わって市の街づくりに協力していくこと。
・荷捌きに係わる騒音対策を講じること。
・廃棄物の処理及び清掃に関する法律を遵守すること。 - 6. カインズ出店反対署名 33,905名 / 意見書 86通
カインズ出店反対同盟期成会