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発行 彦根商店街連盟 |
編集 彦根商店街連盟広報部会 |
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彦根城築城の直後に、善利川(現
芹川)の河川改修工事が行われ橋がかけられたのが1603年。その時城下町の一画としてひらかれたのが橋本商店街の辺りである。
津軽屋という店が佐和山の城下から橋本町に店を構えたのが始まりで、フリーマーケットのような市が立ち賑わっていたという。古着が人気で市の元締めをしていた人々の中から呉服屋や日曜雑貨を扱う店へと発展していった。呉服屋7軒、日用雑貨4店、その他にも同業種が多い商店街だった。同業者が切磋琢磨する珍しい商店街を形成していたようだ。「1607年4月7日には第一回朝鮮通信使が橋本町を通り江戸へ上っているので、既にこの時には町並みはできていたのでしょう」とノセ本店の野瀬正雄さんは推測している。
橋本町400年……。変化の少なかった商店街というから、スゴイ発見がこのまちではできるかもしれない。 |
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