あっ! 商店街の歩き方
2003.2.9
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真知子巻きも商店街連盟も
50周年……
昔…戦争があった。
歯痛治しの石垣
夢京橋キャッスルロード
View Point
直孝公と招き猫
大きな古い時計
魚屋さんへ行くなら
昼時を狙え!
橋本町400年
石工の修行は漬物石から
自転車の表情
彦根に住んでいても
たまには泊まってみたい
ういろ全12種類

発行 彦根商店街連盟
編集 彦根商店街連盟広報部会
 本年は、彦根商店街連盟創立50周年にあたる。50年前……1952年(昭和27年)、どんな時代だったのか……、調べてみた。
 当時、午後8時半から9時まで「忘却とは忘れ去ることなり。忘れ得ずして忘却を誓う心の悲しさよ」のナレーションで始まるNHKラジオドラマ「君の名は」が始まり、「真知子巻き」が大流行……。電気洗濯機、電気冷蔵庫、白黒テレビ、スクーターが登場、手塚治虫の「鉄腕アトム」も『少年』でスタート。その当時を青春として生きた人々には懐かしく、新しい感覚で日本を発見をし続ける若い世代にとっては好みのマニアックな時代かもしれない。
 彦根商店街連盟は、戦後の日本が未来に明るさを見出し始めた頃、商店街の近代化と商店街活動を強力なものとするために誕生した。
 戦後と言っても、ピンと来ない21世紀の現代だが、「敗戦と共に国内至る所焦土と化しあらゆる物資の欠乏にお互いが助け合い譲り合った一時代が過ぎ」、昭和24年25年頃各町の商店街が立ち上がり、催し物などが行われ活気が感じられるようになっていった(参考:彦根商店街連盟創立20周年記念誌)。
 そういう時代にあって、彦根に暮らす人々のニーズに応えるだけでなく、今では彦根の風物詩となった七夕まつり、総おどり、夜市(二七市)などが、商店街の活動の過程で定着していった。

真知子巻き

 半世紀が過ぎ、現在彦根市内の13商店街が加盟。商業を通して地域の皆様により良い商品とサービスを提供しようと、「CPカード」「トクトク商品券」「ゆかたまつり」「広報誌あっ!」の発行など、更に喜んでいただける商店街を目指して活動を続けている。しかし、社会情勢が目まぐるしく変化する現代にあって、商店街もこのままで良いのだろうか……「商店街だからできること」、「専門店だからこそできること」……を今まで以上に考え実行してゆかなかければならない。
50周年にあたる本年、彦根商店街連盟では様々な記念事業が計画している。
小さな商店街と小さな商店が力を合わせて精一杯に取り組む事業である。真知子巻きから50年……ご期待下さい。

(彦根商店街連盟広報部会)


この記事は、2003年2月9日執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合がございます。