2006.03.19

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発行 彦根商店街連盟
編集 彦根商店街連盟広報部会
獅山市長

桜の季節も近づき、彦根のまちもようやく春めいてまいりました。
梅から桜、そして新緑へと彦根が一年で一番輝き、華やぐ「春」は、多くの来訪者をお迎えするシーズンでもあります。
彦根商店街連盟加盟各商店街では、「お花見」から始まる彦根の一年間の風物詩を支えてくださるとともに、地元の方をはじめ、彦根にお越しいただく多くのお客様を「おもてなしの心」をもってお出迎えいただいていることと存じます。
また、昨年は、全国初の商店街連盟主催による城下町検定を実施され、多くの受検者が「城下町大使」の称号を目指してチャレンジされました。市内にお住まいの方はもとより、近隣の市町や県外からの参加者を含め、100余名にも及ぶ応募がありましたことから、メディアもこぞって取材されており、本市の全国的な知名度や好感度アップにも大いに寄与していただいたと考えております。皆様には、今後も是非こうした取り組みをお続けくださいますようお願いします。
さて、私ども彦根市では、来年、「国宝・彦根城築城400年祭」を開催する運びとなりました。この、400年祭につきましては、昨年10月に実行委員会が組織され、来年に向けた事業の検討を進めていただいております。その中のメイン事業として「(仮称)井伊家14代物語」と銘打ったイベントを企画いただいております。この事業では、旧開国記念館(旧市民ギャラリー)を使い、関ヶ原の合戦から幕末までの彦根藩の遷り変わりなどを展示や映像で紹介し、また、これまで公開している国宝の彦根城天守や重要文化財の太鼓門櫓に加え、同じく重要文化財に指定されている西の丸三重櫓や天秤櫓も特別公開し、その櫓の中での特別展も計画されております。
さらに、開館20周年を迎える彦根城博物館では、開催期間にあわせて、井伊家伝来の様々な名宝をテーマごとに公開するよう、展示内容の詳細についての検討を進めています。
400年祭は、彦根城の築城400年をお祝いする訳ですから、お城にスポットをあて、多くの市民の方や観光客の方々にお城に足を運んでいただきたいと願っています。
また、お城にお越しくださった方には、城下町にも立ち寄っていただきたいと思います。
そして、お立ち寄られた皆様に、彦根商店街連盟加盟の商店街・各専門店が用意しております”おもてなし”に接するとともに、自慢の品々を是非お買い求めいただきたいと念願いたします。
私どもは、これから来年に向けて、彦根を、築城400年祭を全国にPRしてまいりたいと考えております。どうか皆様方からの力強いご支援を賜りますとともに、友人・知人・ご親戚の方にも、「来年の彦根はおもしろそうだ。」と宣伝していただけたら幸いです。
市民の皆さんとともに彦根城と城下町がたどった歴史や文化を再認識し、次世代に継承する。さらには、新たな彦根の文化と魅力を創造していく。そんな契機となる400年祭になることを願っています。

寄稿 彦根市長 獅山向洋氏


 この記事は、2006年3月19日執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合がございます。